エアライン, ボーイング, 機体, 空港 — 2020年1月3日 21:21 JST

ANA、フランクフルト線に個室ビジネスクラス 羽田深夜便、2月から777新仕様機

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 全日本空輸(ANA/NH)は、個室型ビジネスクラスを採用した長距離国際線用ボーイング777-300ER型機の新仕様機を、2月1日から1日2往復ある羽田-フランクフルト線のうち、羽田深夜・フランクフルト昼発便(NH203/204便)に投入する。新仕様機の就航地はロンドン、ニューヨークに続いて3都市目。羽田昼・フランクフルト夜発便(NH223/224便)は従来仕様機のままとなる。

乗客が思い思いに過ごせるANAの個室型ビジネスクラスTHE Room=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

新ビジネスクラスで機内サービスする客室乗務員=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 運航スケジュールは、フランクフルト行きNH203便が羽田を午前0時50分に出発し、午前5時20分着。羽田行きNH204便が午前11時30分にフランクフルトを出発して、翌日午前6時55分に到着する。訪日客がドイツを出発しやすい時間帯で、羽田到着後は国内線に乗り継げる。

 新仕様機はファーストとビジネス両クラスが約10年ぶりの刷新で、個室タイプの新シートを導入。同社の空港ラウンジ監修も手掛ける建築家の隈研吾氏と、英国のデザイン会社Acumenがデザインを監修した。2019年8月2日から1路線目の羽田-ロンドン線、11月8日から2路線目の東京(羽田・成田)-ニューヨーク線に投入している。

 座席数は4クラス212席。ファーストクラス「THE Suite」が8席、ビジネスクラス「THE Room」が64席、プレミアムエコノミーが24席、エコノミークラスが116席で、全クラスに電源コンセントと充電用USB端子を設けた。ドア付き個室タイプとなるファーストとビジネスは、機内の個人用モニターとしては世界初となる4K対応モニターを採用しており、HDMI端子によりノートパソコンなどの映像を映し出すことができる。

 ANAは新仕様機の新造機6機を導入し、既存機も6機改修する計画で、今年から2021年に完了する見込み。

*ビジネスクラスの搭乗記はこちら

羽田-フランクフルト線新仕様機の運航スケジュール(2月1日から)
NH203 羽田(00:50)→フランクフルト(05:20)
NH204 フランクフルト(11:30)→羽田(翌日06:55)

関連リンク
国際線 新ビジネス・ファーストクラス B777-300ERのシート(ANA)
全日本空輸

搭乗記・ANA新ビジネスクラスTHE Room
前編 幅広シートでリビングのような個室空間
後編 iPhoneがリモコンになる4Kモニター

THE Room機内の様子
写真特集・ANA個室ビジネスTHE Roomと客室乗務員

写真特集・ANA新777-300ER
(1)43インチ4Kモニターと引き戸付き個室ファーストクラス
(2)ドア付き個室ビジネスクラス
(3)世界最大の個人モニター備える1列10席エコノミー
(4)木目調パネルで落ち着いた空間

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ANA、国際線777新客室公開 隈研吾氏監修、ビジネスは前後互い違い新配列