全日本空輸(ANA/NH)は11月26日、北京と上海の空港に中国のオンライン決済「アリペイ(Alipay、支付宝)」を導入した。悪天候などで欠航や遅延が発生した際の補償の受け取り方法に、中国人が多く利用するアリペイを加えることで、空港での待ち時間を大幅に削減するという。
対象は北京首都国際空港と上海の浦東国際空港、虹橋国際空港の3空港を発着するANAグループ運航の国際線。26日搭乗分から導入した。アリペイアプリを立ち上げ、空港でQRコードと航空券を読み取ると、電子マネーを受け取る画面が表示される。
ANAは、2012年12月から同社の中国版ウェブサイトで、航空券購入時にアリペイを利用できるようにしている。中国では偽札など現金の信用が低いことなどから、アリペイが広く普及している。
関連リンク
全日本空輸
・全日空、中国で現地オンライン決済導入 訪日需要取り込みへ(12年12月19日)