エアライン, 官公庁 — 2019年11月18日 19:06 JST

ANA、成都上空で乗客けが 着陸前に急な揺れ、国交省が航空事故認定

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 11月13日夜、全日本空輸(ANA/NH)の成田発成都行きNH947便(ボーイング767-300ER型機、登録記号JA623A)が成都双流国際空港の東約170キロ付近の上空約2万8000フィート(約8500メートル)を飛行中に機体が急に揺れ、乗客1人がけがをした。国土交通省航空局(JCAB)は18日、けが人が出たことから「航空事故」に認定した。

成都上空で乗客1人がけがをしたANA=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 ANAによると、NH947便は乗客140人(幼児なし)と乗員9人(パイロット2人、客室乗務員7人)を乗せ、成田を定刻より2分遅れの13日午後5時17分に出発。成都には22分早着となる現地時間同日午後10時38分に到着した。着陸約25分前の現地時間午後9時54分(日本時間午後10時54分)ごろ、シートベルト着用サイン消灯中に機体が急に揺れ、後方ラバトリー(化粧室)から出てきた20代男性の乗客1人がけがをした。

 現地の病院でこの乗客が診察を受けたところ、左足甲を骨折していた。入院はしていない。

 同便はANAと同じくANAホールディングス(ANAHD、9202)傘下で、中近距離国際線を担うエアージャパン(AJX/NQ)の運航便だった。原因の詳細は調査中で、ANAは関係機関の調査に全面協力するとしている。

 ANAでは、今年8月15日にも羽田発北京行きNH963便が着陸前に機体が急に揺れ、乗客2人と客室乗務員2人の計4人がけがを負っている。

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