エアバス, エアライン, 機体 — 2013年4月11日 17:35 JST

エアバス、メキシコのボラリスにシャークレット装備A320初号機引き渡し

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 エアバスは現地時間4月10日、メキシコの低コスト航空会社(LCC)ボラリス(VOI)に燃料消費を改善する翼端の「シャークレット」を装備したA320の同社向け初号機を引き渡したと発表した。

シャークレットを装備したボラリスのA320=13年3月 PHOTO: Christian Brinkmann/Airbus

 VOIは現在A320ファミリーを43機運航。エンジン換装型のA320neoを30機と、従来型A320を14機の計44機を発注している。

 軽量な複合材で作られたシャークレットは燃料消費を約4%改善するもので、長さ約2.4メートル。従来機で翼端に備えられていたウイングチップ・フェンスに替わるもので、燃料コストを節約するだけではなく、航続距離を約100海里(約185キロメートル)延ばし、ペイロードを最大450キログラム増加させる。A320ファミリーの新造機にオプションで提供され、2015年就航予定のA320neoファミリーでは標準装備となる。

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