スカイマーク(SKY/BC)は10月30日、東京証券取引所に上場申請を25日に行ったと発表した。また、11月1日付で佐山展生会長は代表権を持たない会長になり、専務に昇格する取締役の西岡成浩氏が、市江正彦社長とともに代表権を持つ。
上場時期は、日本取引所グループの日本取引所自主規制法人による上場審査の結果や東商の上場承認を得た後に決定する。
スカイマークは2015年1月28日に経営破綻し、2016年3月28日に民事再生手続きが終結。2020年までに再上場する計画を進めている。11月には初の国際線定期便となる成田-サイパン線を開設予定で、再上場後の成長戦略を描く上で必要な足場を固めている。
スカイマークの代表権は現在、佐山会長と市江社長が持っている。佐山会長は自身の投資ファンド「インテグラル」の代表取締役であることから、上場申請企業の代表を兼務できないため、代表権を西岡氏に移す(関連記事)。
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スカイマーク
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