アリタリア-イタリア航空(AZA/AZ)は2020年夏ダイヤが始まる3月29日から、ローマ-羽田線の運航を開始する。羽田空港の国際線発着枠の増枠によるもので、スケジュールは今後発表する。
同社の現在の日本路線は成田のみで、ローマとミラノから乗り入れている。11月21日までは2路線とも1日1往復ずつ運航し、22日以降はミラノ線を週5往復に減便。2020年夏ダイヤからのローマ-成田線は、羽田発着へ移管する。
アリタリアは2018年3月に、全日本空輸(ANA/NH)と包括連携を締結し、同年10月からの冬ダイヤでコードシェア(共同運航)を開始した。対象となるのはアリタリアが運航する日本2路線と国内線で、ANAの便名を付与。ANAが運航する成田発着の国内線には、アリタリアの便名を付けている。
羽田の国際線発着枠は、3月29日開始の夏ダイヤから増枠。午前6時から午後10時55分までの昼間時間帯を対象に50枠設定し、日本と相手国の航空会社に25枠ずつ配分した。新たに昼間帯で就航するのはイタリアのほか、ロシアとトルコ、豪州、インド、フィンランド、デンマークとスウェーデン、ノルウェーの3カ国で1地域とするスカンジナビアの計7地域になる。
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アリタリア-イタリア航空
羽田国際線増枠
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