エアバスは現地時間10月10日、A320neoファミリーの納入が1000機に達したと発表した。1000機目となったのはインドのインディゴ(IGO/6E)向けA321neo(登録記号VT-IUH)で、2016年1月のA320neo初号機(D-AINA)の引き渡しから3年8カ月で達成した。
A320neoファミリーは、メーカー標準座席数が1クラス180席のA320neoと156席のA319neo、236席のA321neoの3機種で構成。A321neoは航続距離延長型の「A321LR」と、さらに延長した超長距離型「A321XLR」も用意する。最終組立工場は4カ所で、仏トゥールーズと独ハンブルク、中国・天津、米アラバマ州モビールで稼働している。
2016年1月には、A320neoの初号機をルフトハンザ ドイツ航空(DLH/LH)に引き渡した。A321neoの初号機(N921VA)は2017年4月にヴァージン・アメリカ(VRD/VX)が、A321LRの初号機(4X-AGH)は2018年11月にアルキア・イスラエル・エアラインズ(AIZ/IZ)が、それぞれ導入。A319neoの初号機は今年7月16日に個人客に引き渡した。A321XLRは今年6月のパリ航空ショーでローンチし、2023年の納入開始を予定している。
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