全日本空輸(ANA/NH)を傘下に持つANAホールディングス(ANAHD、9202)は、10月15日から幕張メッセで開催される国内最大のIT見本市「CEATEC(シーテック)」に初出展する。アバター(分身)を使った取り組みを、片野坂真哉社長らが発表する。
CEATECでは、2030年の「まち」をイメージした「Society 5.0 TOWN」にANAHDブースを出展。アバターロボット(遠隔操作ロボット)を移動手段や人間拡張手段として用いる未来の暮らしを紹介し、遠く離れた場所に瞬間移動し、その場にいるのと同じ体験ができる「アバターイン」体験を紹介する。
会場では6種類の体験を用意。自宅にいながら世界各地のミュージアム鑑賞やショッピングを楽しめる「ミュージアム&ショッピング」、自宅からつりが体験できる「フィッシング」、熟練技術者が遠く離れた場所にいる新人に技術指導する「スキルシェア」、病気で学校に通えない子供が教室で仲間と学べる「レッスン」、介護などに応用できる遠隔調理の実演「クッキング」、労働の担い手となる未来のアバターロボットを展示する「フューチャーテック」を展開する。
また、抽選で特別なアバターを会場で優先体験できるキャンペーンを特設サイトで実施している。
関連リンク
avatar-in アバターイン(ANA)
avatar-in 体験ご招待(ANA)
CEATEC 2019
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