日本航空(JAL/JL、9201)は10月2日、GDS(旅行会社向け予約システム)の「AXESS(アクセス)」を運営するアクセス国際ネットワークの営業を、2021年3月31日で終了すると発表した。JALとアマデウスが戦略的パートナーシップを締結したことによるもの。
アクセスは1991年9月にJALから分社独立した企業で、GDS関連業務を手掛けている。現在もJALが主要株主で、旅行会社に国際線GDSとしてAXESSを推奨しているが、JALとアマデウスの提携により推奨GDSが「セルコネクト(Amadeus Selling Platform Connect)」に変わることから、営業終了を決めた。
JALによると、国内線用の予約端末は、2021年4月以降は現在と別の手段で提供するものの、操作方法は変わらない予定だという。
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アクセス国際ネットワーク
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