ボーイング, 官公庁, 機体 — 2019年9月18日 12:37 JST

空自向けKC-46A、組立開始 21年受領へ

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 ボーイングは現地時間9月17日、航空自衛隊向け空中給油・輸送機KC-46Aの組み立てを開始したと発表した。空自向け初号機は、2021年の引き渡しを予定する。

組み立てが進む空自向けKC-46A初号機(ボーイング提供)

 KC-46Aは、旅客機のボーイング767-200ER型機を母機とした空中給油・輸送機。コックピットは787と同様15インチ・ディスプレイを装備している。エンジンは米プラット・アンド・ホイットニー(P&W)製PW4062で、最大離陸重量は41万5000ポンド、搭載燃料は21万2299ポンド。空中給油のほか、輸送機として人員や物資、負傷者を運べる。

 ボーイングはワシントン州シアトルのエバレット工場で、KC-46Aの組み立てを進める。今年1月10日には、米空軍へ初号機を納入した。空自は海外での初顧客で、鳥取県の美保基地への配備を予定している。

 空自を管理する防衛省は、KC-46Aの修理に関する技術援助契約先として、全日本空輸(ANA/NH)を7月に選定している。

パリ航空ショーに参加した米空軍のKC-46A(資料写真)=19年6月17日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

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