エアバスは現地時間9月12日、フィジー国営のフィジー・エアウェイズ(FJI/FJ)向け初号機となるA350-900型機(登録記号F-WZFR、予定登録記号DQ-FAI)が塗装を終え、ロールアウトしたと発表した。今後、試験飛行を経て10-12月期(第4四半期)をめどに引き渡す。
A350を南太平洋の航空会社で導入するのはフィジー・エアウェイズが初となる。2クラス334席(ビジネス33席、エコノミー301席)を設定し、豪州や米国などへの投入を予定する。2機導入し、いずれもアラブ首長国連邦のドバイを拠点とするリース会社・DAEキャピタルからリース導入する。初号機に続き、2号機も年内に受領する見込み。
フィジーは長距離国際線に、A330を投入している。6機保有し、需要に応じてA330-300(313席:ビジネス24席、エコノミー289席)と、A330-200の273席タイプ(ビジネス24席、エコノミー249席)と254席タイプ(ビジネス18席、エコノミー236席)の3種類を使い分けている。
同社は2018年7月に、ナンディ-成田線を再開し、9年4カ月ぶりに日本へ再就航。週3往復運航している。
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