デルタ航空(DAL/DL)は9月10日、羽田空港国際線ターミナルにラウンジ「デルタ スカイクラブ」を新設すると発表した。2020年3月に始まる夏ダイヤで羽田発着便を増強し、成田空港から撤退することに伴うもので、ダイニングのほかシャワールームも設ける。
デルタの羽田既存路線は、ミネアポリス線とロサンゼルス線の2路線。2020年3月28日以降は、シアトル線とデトロイト線、アトランタ線、ポートランド線、ホノルル線の5路線が順次加わり、合わせて7路線に拡大し、米国系では羽田最多の便数を運航するようになる。
羽田ラウンジの広さは824平方メートルを計画。季節ごとに変わる和洋の軽食やドリンク、季節ごとに変わるカクテルや、同社マスターソムリエのアンドレア・ロビンソン氏が選んだワインを提供するフルサービスのバーカウンターを設ける。
成田のラウンジと同様、現地のカルチャーや歴史を反映したデザインやアートを取り入れる。電源コンセントはほぼすべての席に用意し、Wi-Fiによる高速インターネット接続環境も提供。利用者から要望が多いシャワールームも設置する。
デルタは成田撤退後は首都圏需要を羽田に集約。海外の航空会社ではキャセイパシフィック航空(CPA/CX)に次いで羽田にラウンジを開設することで、ビジネス需要の取り込みを強化する。
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デルタ航空
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