エアバス, 機体 — 2019年9月9日 17:30 JST

A320、中国製胴体の機体納入へ 21年から

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 エアバスは現地時間9月6日、中国・天津の最終組立工場(FALC)で製造するA320ファミリーについて、中国内で胴体を製造した機体の引き渡しを、2021年4-6月期(第2四半期)に開始すると発表した。FALCを共同で発足させた中国航空工業集団公司(AVIC)との関係強化によるもので、北京での調印式には、中国の李克強首相とドイツのアンゲラ・メルケル首相らも参加した。

A320ファミリーの最終組立が進む天津の最終組立工場(エアバス提供)

 FALCは2008年にオープン。エアバスとAVIC、天津港保税区(TJFTZ)とのJV(共同事業)で発足した。仏トゥールーズ、独ハンブルクに続く3カ所目の拠点で、欧州以外では初めての施設として稼働している。

 天津製初号機の引き渡しは2009年6月で、四川航空(CSC/3U)に納入。以来、四川航空のほか、中国国際航空(エアチャイナ、CCA/CA)や北京首都航空(CBJ/JD)、深セン航空、長龍航空(CDC/GJ)、中国東方航空(CES/MU)、中国南方航空(CSN/CZ)、エアアジア(AXM/AK)など、中国の航空各社を中心に引き渡している。

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