キャセイパシフィック航空(CPA/CX)は下地島空港で開始したパイロット訓練について、8月は4日間実施する。9月は6日間の訓練を予定する。
下地島空港で海外の航空会社が定期的に訓練するのは初めて。キャセイは当初、8月7日に訓練を開始する予定だったが、台風9号による横風の影響で中止となった。その後、12日に訓練を開始。ボーイング777-300型機(登録記号B-HNH)を投入した。
下地島空港のターミナルを運営する下地島エアポートマネジメント(宮古島市、SAMCO)によると、8月の訓練は12日のほか、15日にも実施。このほか、26日と30日にも予定している。9月は11日から開始し、777のほかエアバスA330-300型機でも訓練する。
キャセイは現在、中国の珠海と深セン、広州のほか、フィリピンのクラークでもパイロット訓練をしている。下地島ではキャセイ本体のほか、傘下のキャセイドラゴン航空(旧・香港ドラゴン航空、HDA/KA)のA330-300も訓練する。
下地島では、おもに国内の各社が訓練に使用。琉球エアーコミューター(RAC)が定期的に訓練し、ソラシドエア(SNJ/6J)とエア・ドゥ(ADO/HD)の2社も使用している。このほか、海上保安庁も定期的に訓練している。
キャセイの訓練日程
8月12日:午前9時25分から
8月15日:午前9時30分から
8月26日:午後0時30分から
8月30日:午前9時30分から
9月11日:午前11時から(777-300)
9月13日:午前8時から(A330-300)
9月14日:午前8時から(A330-300)
9月18日:午後1時から(A330-300)
9月23日:午後0時30分から(A330-300)
9月25日:午前11時から(777-300)
関連リンク
キャセイパシフィック航空
下地島空港
横風で中止となった初日
・キャセイ、下地島でパイロット訓練 初日は中止(19年8月7日)
バニラエアも訓練で使用
・ バニラエア、下地島でパイロット訓練開始 (17年10月14日)
傘下の香港エクスプレス航空が旅客便
・下地島空港、初の国際定期便 香港エクスプレス航空、週3往復(19年7月19日)
3月30日ターミナル開業
・下地島空港、旅客ターミナル開業 ジェットスターが初便(19年3月30日)
内覧会と就航式典
・下地島空港ターミナル、竣工式典 三菱地所・吉田社長「国内外から誘客確信」(19年3月16日)
・下地島空港ターミナル、30日開業 “風通し”でリゾート演出(19年3月15日)
下地島空港
・下地島空港、開港前に見学会 ツアー限定、3月25日に(19年2月18日)
・下地島空港、ターミナルが19年3月開業 ジェットスターが定期便(18年10月16日)
・三菱地所、下地島空港の旅客ターミナル着工 19年開業、LCCやビジネスジェット誘致へ(17年10月12日)
・三菱地所、下地島空港に旅客ターミナル 18年5月開業、LCCやプライベート機誘致(15年12月28日)