東欧・バルト三国のひとつ、ラトビアのエア・バルティック(BTI/BT)は、保有するエアバスA220-300型機に3カ国の国旗をデザインした特別塗装を施している。このほど、リトアニア国旗をデザインした機体をロールアウトし、3カ国すべてのデザインが出そろった。
黄色と緑、赤の3色からなるリトアニア国旗をデザインしたA220-300(登録記号YL-CSK)は、現地時間8月8日にロールアウト。機体にはリトアニアの首都・ビリニュスの愛称を命名した。
白と青、黒の3色からなるエストニア国旗をデザインしたA220-300(YL-CSJ)は、今年6月にお披露目し、同国の首都・タリンを愛称としている。赤と白の2色で構成するラトビア国旗をデザインしたのもA220-300(YL-CSL)で、同様に首都・リガを愛称に採用した。
エア・バルティックはリガを拠点とし、アブダビやヘルシンキ、モスクワなど72都市に乗り入れている。タリンとビリニュスからも欧州各地に直行便を運航。タリンからの乗り入れは12都市で、コペンハーゲンやロンドン、ウィーンなどに就航している。ビリニュスからは6都市で、アムステルダムやベルリン、パリなどに乗り入れている。
A220は、カナダのボンバルディアが開発した小型旅客機「Cシリーズ」の新名称。Cシリーズの製造や販売を担う事業会社を、エアバスが2018年7月に買収したことで改めた。A220-300の旧称はCS300で、エア・バルティックがローンチカスタマーとなった。
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