ボーイングは、垂直離着陸輸送機V-22「オスプレイ」の新工場完成を米海兵隊と空軍、海軍とともに祝ったと現地時間8月1日に発表した。米ペンシルベニア州フィラデルフィア郊外に完成した新工場の広さは35万平方フィート(3万2516平方メートル)で、再塗装に対応した塗装工程を備えた。
新工場は、V-22の胴体組立と米海兵隊向けMV-22の改修プログラムに対応。投資額は1億1500万ドル(約122億円)で、ボーイングによると、安全性と生産性を向上させ、運用コストを削減し、環境負荷を低減したという。
MV-22の現行型「ブロックC」の仕様に既存機を改修する「CC-RAM(Common Configuration – Readiness and Modernization:共通構成化による即応性向上と近代化)プログラムを新工場で進めていく。塗装工程は、剥離や洗浄、再塗装に対応している。
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