日本航空(JAL/JL、9201)が7月31日に発表した2019年4-6月期(20年3月期第1四半期)の連結決算は、純利益が前年同期比32.1%減の119億900万円だった。法人税などの税金が44.4%増の59億5200万円になったことなどが影響した。2020年3月期通期の見通しは据え置いた。
4-6月期の売上高は4.0%増の3557億4300万円、営業利益は15.6%減の210億4800万円、経常利益は7.9%減の212億7400万円で増収減益。営業益の減益は、減価償却方法の見直しによるもので、航空機の客室設備やエンジンなどを、これまでは機体と一緒に償却していたが、2019年度からはそれぞれの耐用年数で償却する。
償却方法変更前の値で見ると、営業益は2.1%減の244億円となった。
営業費用は5.5%増の3346億円。このうち燃油費は5.5%増の636億円、人件費が5.0%増の774億円、機材費が14.7%増の315億円、エンジンなどの整備費は3.6%増の192億円、機内やラウンジなどに関するサービス費が4.0%増の113億円だった。営業利益率は5.9%(1.4ポイント低下)となった。
—記事の概要—
・国際線
・国内線
・為替と燃油
・20年3月期
*ANAホールディングスの4-6月期決算はこちら。
国際線
国際線の旅客収入は2.4%増の1278億円。旅客数は0.5%増の
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