日本航空(JAL/JL、9201)は、成田-ウラジオストク線を2020年の夏ダイヤ期間内にも開設する方針を固めた。近く発表する。
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機材はボーイング737-800型機を予定。成田-ウラジオストク線は現在、JALと同じ航空連合「ワンワールド」に加盟するロシアのS7航空(SBI/S7)が運航している。
日本政府観光局(JNTO)によると、今年1月から6月までのロシアからの訪日客は、前年同期比20.4%増の5万5900人で、30.3%増のベトナムに次ぐ伸び率になっている。
JALは日露両国がビザの発給要件を緩和した2017年に、アエロフロート・ロシア航空(AFL/SU)と包括的業務提携の覚書を交わすなど、日露間の輸送能力を強化。S7とも、2018年にコードシェア(共同運航)の対象路線を拡大している。
JALが運航するロシア路線は、成田-モスクワ線のみ。今年3月31日にスタートした夏ダイヤでは、従来の週4往復から週7往復(1日1往復)に増便している。
関連リンク
日本航空
S7 Airlines
正式発表
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