東京2020組織委員会は7月23日、1年後の24日から始まる東京オリンピック・パラリンピックの聖火リレーについて、全日本空輸(ANA/NH)と日本航空(JAL/JL、9201)の2社と聖火リレーサポーティングパートナーシップ契約を結んだ。両社で協力して聖火輸送を支援する。
聖火は2020年3月12日にギリシャのオリンピアで太陽光から採火され、同月20日に宮城県の航空自衛隊松島基地に到着する予定。その後は、2011年に東日本大震災の被害に遭った宮城県と岩手県、福島県で「復興の火」として2日ずつ展示する。同月26日に福島県を出発後は、開会式が行われる7月24日まで、121日間をかけて全国をめぐる。東京オリンピックは7月24日から8月9日まで開催され、パラリンピックは8月25日から9月6日まで開かれる。
前回1964年の東京オリンピックは10月10日に開幕し、24日までの15日間で金メダル16個を含む29個のメダルを獲得した。東京の国立競技場にともされた聖火は、ギリシャのオリンピアで8月21日に採火式が行われ、アテネからJALのダグラスDC-6B型機「City of Tokyo」号(登録記号JA6206)で、イスタンブールやベイルート、テヘラン、ラホール、ニューデリー、ラングーン、バンコク、クアラルンプール、マニラ、香港、台北の11カ所を経て、9月7日に返還前の沖縄・那覇空港へ到着した。
那覇からは、ANAにリースされた日本航空機製造のYS-11型機の試験2号機(JA8612)で、聖火リレーがスタートする鹿児島と宮崎、北海道へ運ばれた。
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