キャセイパシフィック航空(CPA/CX)は現地時間7月21日、香港エクスプレス航空(HKE/UO)の買収を完了したと発表した。キャセイの完全子会社化後も、香港エクスプレスは独立したLCCとして運航を続ける。
香港エクスプレスは中国・海南航空(CHH/HU)系のLCCだったが、香港最大の航空会社であるキャセイパシフィック航空が取得。アジアのハブ空港としての香港の競争力向上や、グループの収益機会拡大につなげる。
CEO(最高経営責任者)には、同社グループやMRO(整備・改修・オーバーホール)大手HAECOに20年以上携わるロナルド・ラム(Ronald Lam)氏が就任した。
香港エクスプレス航空は、初の日本路線となる香港-羽田線を2013年11月7日に開設。今月19日には、沖縄の下地島空港初の国際線定期便として、香港-下地島線を就航させた。成田と関西空港、中部(セントレア)、広島、高松、福岡、長崎、熊本、鹿児島、石垣にも就航しており、9月26日からは那覇へ乗り入れる。
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香港エクスプレス航空
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