米国運輸省(DOT)はアメリカン航空(AAL/AA)とカンタス航空(QFA/QF)の共同事業(JV)について、最終承認したと現地時間7月19日に発表した。米国と豪州間のほか、ニュージーランド路線も対象となる。
JV開始により、コードシェア(共同運航)の拡大のほか、運航スケジュールや価格の調整などが可能になる。
カンタス航空はJV開始を受け、ブリスベン発着のシカゴ線とサンフランシスコ線を2020年3月末までに就航。ボーイング787-9型機を投入し、太平洋路線の提供座席数を年17万席増加させる。
アメリカン航空とカンタス航空は、ともに航空連合のワンワールド・アライアンスに加盟。アメリカンは、ワンワールドに加盟する日本航空(JAL/JL、9201)とJVを展開している。
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U.S. Department of Transportation
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