新関西国際空港会社が3月26日に発表した2013年夏ダイヤ(3月31日から10月26日)の運航計画によると、ピークは8月で週850便となった。12年冬ダイヤ(10月28日から3月30日)の実績は、旅客・貨物ともに当初計画を下回ったが、全体では冬ダイヤ期間としては開港以来初めて週800便を超えた。
夏ダイヤの週850便の内訳は、旅客便712便と貨物便138便。関空を拠点とするピーチ・アビエーション(APJ)が9月13日から釜山線をデイリーで開設するほか、シンガポール航空(SIA)のシンガポール線が5月30日以降週11便から14便に、チャイナエアライン(中華航空、CAL)の高雄線が7月1日以降週2便から5便に増便される。また、低コスト航空会社(LCC)の会社数と就航先は、APJの釜山線就航で8社11都市となる。
中国路線は尖閣諸島問題の影響で前年同期と比べて減便となるが、台湾線をはじめ他のアジア路線は増便となっており、全体では前年度並みの便数となっている。
また、ユナイテッド航空(UAL)のサンフランシスコ線の機材がボーイング747-400型機に大型化される予定で、座席供給量が増加する。
同時に発表した12年冬ダイヤの便数は、昨年10月の計画段階ではピーク時で週853便(旅客709便、貨物144便)を見込んでいた。
実績は週809便(旅客681便、貨物128便)で、旅客便は尖閣諸島問題の影響により、中国路線を中心に当初計画を下回った。貨物便は欧州金融不安や世界経済の低迷、異常な円高の影響などで航空貨物が伸び悩んだことで、計画を割り込んだ。
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