エアライン, 企業 — 2019年7月5日 12:30 JST

エアライン満足度1位はシンガポール航空 エイビーロード調査

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 リクルートライフスタイルの海外旅行に関する調査研究機関エイビーロード・リサーチ・センターは7月4日、航空会社の国際線を対象にした「エアライン満足度調査2019」を発表した。2018年1年間に渡航した18歳以上の男女が調査対象で、総合満足度1位はシンガポール航空(SIA/SQ)だった。同社の1位は3年ぶり9度目で、前年の4位から3ランク上昇した。

エイビーロードの調査で満足度1位となったシンガポール航空=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 シンガポール航空は、5点満点の満足度で4.27ポイントを獲得。機内エンターテインメントや客室乗務員の応対などが評価された。2位は全日本空輸(ANA/NH)と日本航空(JAL/JL、9201)が同率4.25ポイントで、前年はANAが1位、JALが2位だった。

 4位は前年3位だったエミレーツ航空(UAE/EK)が4.16ポイント、5位は前回は調査外だったニュージーランド航空(ANZ/NZ)が4.12ポイントでランクインした。また、上位20位以内にバニラエア(VNL/JW)がLCCでは唯一入った。3.81ポイントで16位となり、前年の31位から大幅に上昇した。

 調査対象の航空会社は、今年3月実施の「エイビーロード海外旅行調査」で、2018年に利用が多かった上位40社とした。8797人を対象にインターネット調査を今年4月11日から15日まで実施。調査回収率は52.4%、回答数は4612人で、40社の利用者が1社100人になるよう無作為抽出し、4000人を調査集計数としている。

 満足度ポイントは「満足である(+5)」「どちらかといえば満足である(+4)」「どちらともいえない(+3)」「どちらかといえば不満である(+2)」「不満である(+1)」を加重平均値で算出。上位20社のうち、シンガポール航空とJALの2社は、「どちらかといえば不満」「不満」という不満足回答が2項目ともゼロだった。

【お知らせ】
エアライン満足度調査2019の「ランキング総評」と各部門の「エアライン最新動向」を、当紙(Aviation Wire)編集長の吉川が執筆・写真提供しました。

エイビーロードのエアライン満足度調査2019総合満足度(同サイトから)

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エアラインランキング2019(エイビーロード)

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