ジェットスター・ジャパン(JJP/GK)は就航7周年を迎えた7月3日、関西-下地島線の運航を開始した。同社の下地島就航は成田に続き2路線目で、大阪から下地島への初の直行便となる。通常は週4往復運航で、夏休みの繁忙期は1日1往復に増便する。
7月3日から19日と、9月以降は月曜と水曜、金曜、日曜の週4往復を運航する。各日とも運航スケジュールは共通で、下地島行きGK377便は関空を午後3時50分に出発し、午後6時15分に到着。関西行きGK378便は下地島を午後6時55分に出発し、午後9時15分に着く。
7月20日から8月31日までの夏休み期間は、火曜と木曜、土曜発も設定し、1日1往復を運航。木曜の関空発GK377便のみスケジュールが異なり、午後4時に関空を出発し、午後6時20分に下地島へ到着する。
初便となった3日の下地島行きGK377便(エアバスA320型機、登録記号JA13JJ)は機材の到着遅れにより、定刻より59分遅れの午後4時49分に関空を出発。174人(うち幼児2人)が搭乗した。
関空の17番搭乗口で開催した就航セレモニーで、ジェットスター・ジャパンの片岡優社長は同路線について、予約状況が好調なことから「人気路線になるのではないか」と述べた。同社全体の平均搭乗率は80%台後半。関西-下地島線は「90%台に乗る」との見込みを示し、将来的な通年での週7往復(1日1往復)化に含みを持たせた。
ジェットスター・ジャパンは3月30日に、成田-下地島線を開設。沖縄・下地島空港の旅客ターミナル「みやこ下地島空港ターミナル」の開業に合わせたもので、1994年以来およそ24年ぶりに定期便の運航が再開した。
関西線の就航により、下地島への定期便は2路線となった。7月19日には、香港エクスプレス航空(HKE/UO)による初の国際定期便も予定している。
運航スケジュール
7月3日から19日、9月1日から10月26日
GK377 関西(15:50)→下地島(18:15)運航日:月水金日
GK378 下地島(18:55)→関西(21:15)運航日:月水金日
7月20日から8月31日
GK377 関西(15:50)→下地島(18:15)運航日:毎日
GK378 下地島(18:55)→関西(21:15)運航日:毎日
*木曜のGK377便は関西16:00発、下地島18:20着
関連リンク
ジェットスター・ジャパン
みやこ下地島空港ターミナル
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