スカイマーク(SKY/BC)は7月1日、ボーイング737-800型機の新造機(登録記号JA73AC)を2日から就航させると発表した。2015年1月の経営破綻後、2017年に3機追加発注した737のうち最後の機体で、スカイマークの機材は737-800が29機になった。
JA73ACは、ボーイングの工場があるシアトルを出発後、アンカレッジと新千歳空港を経由し、6月29日に羽田へ到着。整備点検を行い、2日から定期便に投入することが決まった。
客室仕様は、2018年8月に就航した追加発注分では最初の機体となるJA73AAや2機目のJA73ABと同一。座席数は1クラス177席で、シートはレカロの最新薄型シート「BL3530」を採用している。背もたれが薄型になり、シートピッチは従来と同じ31インチ(約79センチ)ながらも前後間隔が広がった。
電源コンセントは、1列6席のうち片側3席に対して2つずつ。追加発注分の3機は、スマートフォンなどの充電用にUSB端子を用意してある。シートポケット付近には、タブレット端末をセットできるタブレットホルダーを設けた。
座席上のオーバーヘッドビン(手荷物収納棚)は、追加発注の3機は既存機より縦長になった。キャリーバッグを従来より2個多い6個を縦方向で積める。
関連リンク
スカイマーク
Boeing
ボーイング・ジャパン
・スカイマーク、19年3月期純利益91億円 営業益は72億円(19年6月30日)
・日本らしさサクラで表現 写真特集・スカイマーク新737-800(18年8月21日)
・スカイマークの新737、翼端にサクラ咲く 27機体制に(18年8月15日)