エアバスは現地時間3月14日、100号機目となるA380型機をマレーシア航空(MAS)に引き渡したと発表した。MASにとって6機目のA380となる。
A380はシンガポール航空(SIA)が2007年10月25日に初の商業運航を開始して6年目。引き渡し済みの機体は今回のものを含めて9社100機で、エミレーツ航空(UAE)が31機で最も多く、SIAが19機、カンタス航空(QFA)が12機、ルフトハンザ ドイツ航空(DLH)が10機、エールフランス航空(AFR)が8機、大韓航空(KAL)が6機、中国南方航空(CSN)が5機、MASが6機、タイ国際航空(THA)が3機となっている。
就航中のA380は、世界全体でこれまでに10万便で約3600万人を運んだ。エアバスによると、今後20年間でA380をはじめとする400席以上の超大型機の需要は1710機で、地域別で需要を見るとアジア太平洋地域が45%でもっとも多く、中東(23%)、欧州(19%)と続いている。
A380はこれまでに20の顧客から262機の受注を獲得。日系航空会社ではスカイマーク(SKY、9204)が14年から6機導入する。
関連リンク
Airbus
エアバス・ジャパン
Malaysia Airlines
マレーシア航空
・タイ国際航空のA380、写真で見る機内のすべて 紫のインテリアが印象的
・スカイマーク、A380はニューヨークから投入 仙台は13年度半ば就航
・エアバス、A380導入で利用率向上など事例報告 羽田就航にも期待感
・超豪華エミレーツ航空のA380、シャワーも使えるファーストクラス
【お知らせ】
3段落目を「3600万人」に訂正しました(初出時は36万人)。お詫びいたします。(2013年3月15日 18:28 JST)