エアバス, エアライン, 機体 — 2019年5月10日 17:51 JST

デルタ航空のA330neo、初飛行 8月成田就航

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 エアバスは現地時間5月7日に、デルタ航空(DAL/DL)向け初号機となるA330-900型機(A330neo、予定登録記号N401DZ)が仏トゥールーズで初飛行した。引き渡しは数週間以内を予定し、7月からの運航開始を計画する。

初飛行したデルタ航空のA330-900=PHOTO: F. Lancelot, Master Films/Airbus

 デルタはA330-900を35機発注済み。4クラス281席を設定し、ビジネスクラス「デルタ・ワン スイート」は29席、プレミアムエコノミー「デルタ・プレミアムセレクト」は28席、足もとが広いエコノミークラス「デルタ・コンフォートプラス」は56席、エコノミークラス「メインキャビン」が168席となる。

 運航開始は7月で、シアトルを拠点とし、上海とソウル(仁川)、成田の3路線に順次投入する。上海線には7月1日から、ソウル線には8月1日から、成田線には8月31日から、それぞれ導入を予定。2020年夏ダイヤで予定している羽田空港の増便枠で申請した、シアトル-羽田線もA330-900での運航を計画する。

 A330-900はA330の改良型「A330neo」の1機種で、A330-300の後継機。A350 XWBの主翼技術を取り入れ、ロールス・ロイス社製新型エンジンのトレント7000と空力特性の改善で、1座席あたりの燃費を改善する。

 主翼は従来の60.3メートルから64メートルに大型化。翼端に装備して燃費を改善する「シャークレット」は、A350の技術を取り入れた。客室はA350のものをベースとし、大型化した手荷物収納棚やLED照明などを採用した新内装「エアスペース」を取り入れる。

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