ユナイテッド航空(UAL/UA)は現地時間4月24日、機体の新デザインを発表した。白と青を基調とし、垂直尾翼には地球儀のロゴを残した。
新デザインで、ユナイテッド航空を象徴する青色をキーカラーとして採用。色合いが微妙に異なる「ラプソディー・ブルー」「ユナイテッド・ブルー」「スカイブルー」の3種類の青色を用いることで、ユナイテッド航空の伝統を重んじる一方、現代的なエネルギーも示したという。
垂直尾翼の地球儀は、前身の1社であるコンチネンタル航空時代からのもので、約60カ国355都市に就航するグローバルな路線網を表現。3種類の青色にグラデーションをかけて重ね、ロゴはスカイブルーで目立つようにした。
エンジンと主翼翼端もユナイテッド・ブルーを配した。また、ボーイング787型機の機体デザインに採用している「Swoop」と呼ばれる曲線を、ラプソディー・ブルーで全機材に描く。社名はこれまでより大きく機体に描かれ、機体の下半分は「ランウェイ・グレー」を用いる。
また、ユナイテッド航空のミッション「Connecting people. Uniting the world(人と人をつなぎ、世界をひとつにする)」のタグラインも、各機体の搭乗ドア付近に記した。
ユナイテッド航空は、昨年からブランド刷新のため機体などで使う新しい色合いを定めている。青色のほかに紫色も含まれ、導入を進めている「ユナイテッド・プレミアムプラス」のシートのキーカラーにも採用している。紫と青の組み合わせは気分を落ち着かせ、機内でよりくつろげる環境を生み出す効果があるという。
一方で、約30年前にカラーリングに加えた金色は使用を抑えた。新しいブランドカラーは、現場で働く7万人超の社員の新制服のアクセント・カラーにも採用を予定している。
24日にお披露目された新塗装初号機は、ボーイング737-800型機(登録記号N37267)。ユナイテッド航空では、ほぼ7年に一度機体の塗装を塗り替えており、各機種の塗装を順次新デザインに衣替えしていく。
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ユナイテッド航空
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