エンブラエルは現地時間4月3日、ナイジェリアのエア・ピース(APK/P4)から、次世代リージョナルジェット機「E2」シリーズのうち最大の機体サイズとなるE195-E2を、10機確定受注したと発表した。このほか20機の購入権も設定し、30機すべて受注した場合、カタログ価格で総計21億2000万ドル(約2362億1000万円)となる。E2シリーズをアフリカから受注するのは初めて。
2014年に就航のエア・ピースは西アフリカでは最大の航空会社で、ナイジェリア最大の都市・ラゴスを拠点に国内や周辺国に乗り入れている。
E2シリーズは現行のエンブラエル170(E170)とE175、E190、E195の4機種で構成する「Eジェット」の後継機で、E195-E2のほかE175-E2とE190-E2の3機種で構成する。
E195-E2のメーカー標準座席数は1クラス146席、2クラス120席。現行のE195と比較し、3列増やした。航続距離は4537.4キロ(2450海里)で、833.4キロ(450海里)増加させた。
・エンブラエル、ボーイングとの民間機合弁会社を承認 年内設立(19年2月27日)
・エンブラエルE195-E2、アズール・ブラジル航空がローンチカスタマー 最大50機導入(17年3月13日)
・エンブラエル、E195-E2ロールアウト 数カ月以内に初飛行(17年3月8日)