アイスランドのWOWエアが現地時間3月28日、運航停止を発表した。ロイター通信などによると、資金調達に失敗したもようだ。
WOWエアは2011年11月に設立。従業員数は約1000人で2012年に就航し、2018年は350万人を運んだ。全便の運航が停止したことで、WOWエアでは航空券を購入した利用者に対し、クレジットカード会社や旅行代理店への連絡を勧めている。
機材はすべてエアバス機で、A320とA321、A330を導入。首都レイキャビク近郊のケプラヴィーク国際空港を拠点とし、ロンドンやパリ、フランクフルト、アムステルダム、ブリュッセル、デュッセルドルフ、コペンハーゲン、ストックホルム、ワルシャワ、バルセロナ、ダブリンなど欧州各地や、中東のテルアビブ、米国のニューヨークやワシントンD.C.、ボストン、デトロイト、カナダのモントリオール、トロントなど、中長距離路線も運航していた。
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WOW air
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