羽田空港の国際線ターミナルを運営する東京国際空港ターミナル(TIAT)は3月22日から、日本人の出国増加を狙うイベントを開催する。各国の航空会社のほか、観光局など政府機関によるブース出展や、食などを通じ、渡航意欲を喚起する。
「もっと! 海外へ2019」で、17の国・地域から、航空会社と政府機関など43団体が集う。日本の航空会社では、日本航空(JAL/JL、9201)と全日本空輸(ANA/NH)の2社がブースを出展する。
政府機関は、トルコ大使館やチェコ政府観光局、台湾観光局など、アジアや米州、欧州など各地域から出展。旅行代理店などによる海外旅行セミナーも開催する。
このほか、各国のパンを集めた「世界のパンマーケット」も開催。メキシコのブリトーやベトナムのバインミーなど、世界7カ国のパンを提供する。
イベントは3月22日から24日までの3日間、午前10時から午後6時まで。羽田空港国際線ターミナル3階から5階までの一般エリアで開催する。
日本政府観光局(JNTO)によると、2018年の出国日本人数は1895万4031人で、日本人の海外旅行が自由化となった1964年以降、過去最高となった。一方で2018年の訪日客数は3119万1900人で、2015年から4年連続での日本人超えが続いている。
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もっと! 海外へ2019
・訪日客、過去最高8.7%増3119万人 18年、地震・台風から需要回復(19年1月17日)
【お知らせ】
4段落目、誤植を訂正いたしました。正しくは「バインミー」でした。(19年3月22日 18:40 JST)