ブリティッシュ・エアウェイズ(BAW/BA)は現地時間3月9日から、1980年代後半の塗装を復刻したボーイング747-400型機(登録記号G-BNLY)の運航を開始した。同社の国際線定期便就航100周年を記念した3機目の復刻塗装で、747が退役する2023年までの運航を予定している。
復刻したのは1984年から1997年まで導入していた塗装で、ブランドコンサルティングを手掛ける米ランドー(Landor)社がデザインした。
747をアイルランドのダブリンにあるIAC(International Aerospace Coatings)に持ち込み、復刻デザインに塗り変えた。3月9日午前に拠点となるロンドン・ヒースロー空港に到着し、同日のマイアミ行きBA211便が初便となった。今後はマイアミ線のほか、バンクーバーやケープタウンなど、747の運航路線に投入する。
BAは今回の747-400を含む計4機に、復刻塗装を予定する。復刻初号機はBOAC(英国海外航空)塗装を施した747-400(G-BYGC)で、2月19日から運航を開始した。2号機はBEA(英国欧州航空社)塗装のエアバスA319型機(G-EUPJ)で、3月4日にヒースロー空港に到着した。
今回の復刻塗装は、BAの前身のひとつであるAT&T(エアクラフト・アンド・トラベル・リミテッド)が1919年8月25日にロンドンとパリの間で運航した、世界初の国際線定期便就航100周年を記念したもの。1939年に設立し、北米やアジアなどの長距離路線を運航していたBOACと、1946年に設立し、欧州域内や英国内線を担っていたBEAの2社が、1974年に合併して現在のBAとなり、1987年2月に民営化された。
関連リンク
ブリティッシュ・エアウェイズ
Landor
2号機はBEA塗装
・BEA復刻塗装のA319就航 ブリティッシュエア、20年退役まで(19年3月7日)
復刻初号機はBOAC塗装
・BOAC塗装の747、ヒースロー到着 ブリティッシュエアが復刻(19年2月19日)
BAの歴史
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現役で活躍するBAの747
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