エアライン, ボーイング, 機体 — 2019年3月6日 20:30 JST

ブリティッシュエア、747に80年代デザイン復刻 23年退役まで

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 ブリティッシュ・エアウェイズ(BAW/BA)は、1980年代後半の塗装を復刻したボーイング747-400型機(登録記号G-BNLY)を運航する。同社の国際線定期便就航100周年を記念した3機目の復刻塗装で、747が退役する2023年までの運航を予定している。

80年代後半のデザインを復刻するブリティッシュ・エアウェイズの747-400(イメージ、同社提供)

 復刻するのは1984年から1997年まで導入していた塗装で、ブランドコンサルティングを手掛ける米ランドー(Landor)社がデザインした。

 747をアイルランドのダブリンにあるIAC(International Aerospace Coatings)に持ち込み、復刻デザインに塗り変える。3月には拠点となるロンドン・ヒースロー空港に到着する見込み。

 BAは今回の747-400を含む計4機に、復刻塗装を予定する。復刻初号機はBOAC(英国海外航空)塗装を施した747-400(G-BYGC)で、2月19日から運航を開始した。2号機はBEA(英国欧州航空社)塗装のエアバスA319型機(G-EUPJ)で、3月4日にヒースロー空港に到着した。

 今回の復刻塗装は、BAの前身のひとつであるAT&T(エアクラフト・アンド・トラベル・リミテッド)が1919年8月25日にロンドンとパリの間で運航した、世界初の国際線定期便就航100周年を記念したもの。1939年に設立し、北米やアジアなどの長距離路線を運航していたBOACと、1946年に設立し、欧州域内や英国内線を担っていたBEAの2社が、1974年に合併して現在のBAとなり、1987年2月に民営化された。

ブリティッシュ・エアウェイズのDC-10(同社提供)

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