全日本空輸(ANA/NH)は2月26日、那覇空港にリニューアルオープンする「ANAスイートラウンジ(ANA SUITE LOUNGE)」を報道関係者に公開した。マイレージサービスの最上級会員向けで、28日午前6時5分から営業を始める。
—記事の概要—
・ブルーの海とANAブルー
・軽食にブルーシールのアイス
・インライン・スクリーニング3月導入
ブルーの海とANAブルー
新ラウンジは建築家の隈研吾氏が監修。2017年9月に刷新した新千歳空港が第1弾で、「一期、一会」をコンセプトに各地の地域性が感じられる焼物やガラスなどの工芸品を展示する。エントランスや受付には、雲海をイメージした越前手すき和紙の「光壁」を配した。
1日に開業した伊丹と7日の福岡に続く那覇は、新ラウンジの第4弾。ターミナル2階の出発口C付近に入口を新設した。専用保安検査場を抜けるとラウンジの受付で、退出時は入場と別の通路から直接搭乗口へ向かえる。受託手荷物がある場合は、3階にあるチェックインカウンターで預けてから利用する。
スイートラウンジの隣には、一般会員向け「ANAラウンジ(ANA LOUNGE)」を今秋リニューアルオープンする予定。両ラウンジを合わせた面積は、これまでの1.8倍に拡張する。席数は、スイートラウンジが約40席から約70席、ANAラウンジは約90席から約180席に増やすことで、利用者の増加により混雑の激しい現状の改善を見込む。各席には電源コンセントと充電用USB端子を用意した。
スイートラウンジの天井は、飛行機のフラップを模したデザイン。ウォールナットの木を使った「大和壁」により、落ち着きのある空間を演出している。ANAラウンジと比べ、くつろぐ利用者が多いことから、センターテーブルを囲んで座面の深いソファを設置した。
隈氏は、「全体に沖縄らしい明るくて強い色を取り入れ、工芸品もブルーの沖縄の海とANAブルーを感じられるようにした」と話した。
軽食にブルーシールのアイス
スイートラウンジでは、4種類のビールなどのアルコール類やソフトドリンクに加え、パンやおにぎりなど軽食も提供。また、ふくぎやの「バウムクーヘン」を2月28日から3月31日までの期間限定で提供し、ブルーシールの「アイスクリーム」を用意する。
また、地域性を感じさせる工芸品として、大テーブルの栓(せん)の木を積み上げたディスプレーに沖縄の「焼物」と「琉球漆器」、「ガラス」を展示している。
スイートラウンジは、3段階あるANAのマイル会員制度「AMC(ANAマイレージクラブ)」の最上位ステータス「ダイヤモンドサービス」会員と、「ラウンジアクセスカード」所有者のみ入室できる。
インライン・スクリーニング3月導入
ANAの小林克巳・沖縄空港支店長は、那覇空港の改修工事の進捗を説明。「3月20日からの予定で、預かり手荷物の検査方式が変わる」と述べ、「インライン・スクリーニング・システム」を導入することを明らかにした。
乗客がカウンターで手荷物を預けた後、飛行機に搭載するまでに手荷物の安全性検査を自動的に実施するもので、現在カウンター前にあるX線検査機は撤去し、新たな検査機器をカウンター裏に設ける。
カウンターは「全体をユニバーサルデザインに一新し、手荷物を自動で預け入れる機器の導入も予定している」(小林支店長)と語った。ANAによると、同社のカウンター改修は2020年3月末までに完了する予定だという。
那覇空港では、南側にあるJALグループのカウンターから改修を順次実施。これに伴い、JALグループは国内線の手荷物検査にインライン・スクリーニング・システムを、12日から導入している。
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