航空自衛隊は、2019年度に導入予定の次期政府専用機「B-777」の海外訓練を、2月12日から16日まで米アンドリュース統合基地などで実施する。
空自によると、4月からの任務運航開始に備え、海外での任務遂行能力の向上が目的。訓練で使用する機材は次期政府専用機1機で、航空支援集団などの隊員37人が参加し、日本側の発着空港は羽田となる。アンドリュース基地のほか、スイスのチューリッヒ空港でも訓練を実施する。
次期政府専用機は、民間機のボーイング777-300ER型機を改修した機体で、初号機(機体番号80-1111)が2018年8月17日にスイスのバーゼルから千歳基地へ到着した。9月26日に初の飛行訓練を千歳で実施しており、10月20日には羽田空港で現在の政府専用機(747-400、20-1101)と初めて並び、安倍首相が機内を視察。2号機(80-1112)は12月11日に千歳へ到着している。
初の海外訓練は、11月に豪シドニーのキングスフォード・スミス国際空港で行われた。今年1月には、シンガポールのチャンギ国際空港、南アフリカ共和国・ダーバンのキング・シャカ国際空港、アラブ首長国連邦・アブダビのアル・ダフラ空軍基地、スウェーデン・ストックホルムのアーランダ空港でも訓練を実施している。
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