全日本空輸(ANA/NH)を傘下に持つANAホールディングス(ANAHD、9202)が1月29日に発表した2018年4-12月期(19年3月期第3四半期)連結決算は、純利益が前年同期比30.2%減の1068億3800万円だった。前年同期はLCCのピーチ・アビエーション(APJ/MM)を連結子会社化したことによる特別利益があったため、今期は大幅減となった。2019年3月期の通期見通しは据え置いた。
4-12月期の売上高は5.2%増の1兆5684億3100万円、営業利益は5.6%減の1566億800万円、経常利益は5.9%減の1541億6300万円で増収減益。燃油費増加など営業費用が膨らんだことなどで、営業益と経常益も前年を下回った。
営業費用は6.6%増の1兆4118億円。営業利益率は10.0%(1.1ポイント低下)となった。航空事業の営業費用のうち、燃油費・燃料税は市況が上昇に転じたことなどにより14.6%増の2574億円、整備部品・外注費は8.6%増の1127億円、人件費は3.9%増の1550億円だった。
—記事の概要—
・国際線
・国内線
・LCC
・為替と燃油
・19年3月期見通し
*JALの4-12月期決算はこちら。
国際線
国際線の旅客収入は11.0%増の4966億円。旅客数は5.6%増の
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