ANAホールディングス(ANAHD、9202)傘下のピーチ・アビエーション(APJ/MM)は1月29日、エアバスA320neoを18機追加導入すると発表した。2021年度以降の受領となる見通し。
座席数は1クラス188席を予定。エンジンは米プラット・アンド・ホイットニー(PW)製「PW1100G-JM」と、CFMインターナショナル製「LEAP-1A」が選択でき、ピーチは今後選定を進める。
2016年11月にA320neoを10機発注したピーチは、2018年7月にうち2機をA321LRに変更。現在、A320neoは8機自社購入で発注済みで、今回の追加導入分はANAHDが発注する。追加分を合わせ28機導入する計画で、A320neoが26機、A321LRが2機となる。計画では、自社購入分は2020年度に初号機を受領予定で、追加導入分は2021年度から5年間で受領し、保有するA320従来型(A320ceo)の更新を進めていく。
機種変更したA321LRは、A321neoの航続距離延長型で、2020年度に2機導入。大西洋を横断できる航続距離をほこり、日本からはアジア全域へ就航可能となる。ピーチではシンガポールなど片道7時間程度の路線を検討している。
ANAHDは29日、傘下の全日本空輸(ANA/NH)向けにボーイング737 MAX 8を最大30機発注すると発表。日本の航空会社が737 MAXを導入するのは初めてで、ボーイングとエアバス両社の次世代小型機をグループで運航するようになる(関連記事)。
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