エアライン, 企業 — 2019年1月25日 10:59 JST

JAL、80億円のCVC設立 ベンチャー支援強化

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 日本航空(JAL/JL、9201)は1月24日、国内外のスタートアップ企業に投資する「コーポレート・ベンチャーキャピタルファンド(CVC)」として、「Japan Airlines Innovation Fund」を設立すると発表した。出資総額は7000万ドル(約80億円)で、運用期間は10年間。最先端技術やビジネスモデルに投資する。

スタートアップ企業に投資するCVCを設立するJAL=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 案件発掘や投資実行、投資後の支援などは、シリコンバレーで実績があるベンチャーキャピタルのトランスリンクキャピタル(カリフォルニア州)が担当。フィンテックやドローン、AI(人工知能)などを活用したビジネスへの投資を想定しており、フルサービス航空会社(FSC)として他社との差別化につなげていく。

 JALは2017年度から2020年度までの中期経営計画で、事業領域の拡大など成長に向けた取り組みの強化を掲げている。2018年4月には、東京・天王洲のJAL本社近くに「JALイノベーションラボ(JAL Innovation Lab)」を開設。空港や客室の動線を再現したスペースを設け、機内や空港で使う設備や機器を3Dプリンターで試作したり、外部のパートナーを交えて作業するコワーキングスペースなどを用意している。

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