全日本空輸(ANA/NH)は、伊丹と福岡、那覇の3空港にある国内線ラウンジを2月にリニューアルオープンする。1日の伊丹を皮切りに、7日に福岡、28日に那覇がオープンし、一部施設は秋に刷新する。
リニューアルするのは、3空港の国内線ラウンジ「ANAラウンジ(ANA LOUNGE)」で、福岡には国内5カ所目となるマイレージサービスの最上級会員向け「ANAスイートラウンジ(SUITE LOUNGE)」を新設する。
新ラウンジは建築家の隈研吾氏が監修。2017年9月に刷新した新千歳空港が第1弾で、「一期、一会」をコンセプトに各地の地域性が感じられる焼物やガラスなどの工芸品を展示する。栓(セン)の木を使用した「大和壁」を取り入れ、カウンターチェアに加えてソファシートを新置する。
受付の空間は、飛行機のフラップを模した天井や、雲をイメージした越前手漉き和紙の「光壁」で演出し、ユニバーサルデザインに配慮した高さの低いカウンターを設ける。
伊丹のラウンジは、場所を現在の3階から4階へ移し、スイートラウンジと合わせた面積は現在の1.2倍に拡張。ラウンジに直結する室内型カウンターで、専用保安検査場を備えた「ANA PREMIUM CHECK-IN(プレミアムチェックイン)」を南ターミナル3階に新設する。窓を背にした受付からは、滑走路が見えるようにする。プレミアムチェックインのみ、今秋のオープンを予定している。
福岡のラウンジは、場所を現在の2階から3階へ移し、新設するスイートラウンジと合わせた面積は現在の1.2倍に拡張。ラウンジ内の窓から滑走路が見え、プレミアムチェックインを2階に新設する。
那覇のラウンジは、2014年12月にオープンしたスイートラウンジにANAラウンジを併設する形でリニューアルし、面積は合わせて約1.8倍に拡張。ANAラウンジの利用者も、専用保安検査場を利用できる。28日に開業するのはスイートラウンジで、ANAラウンジは秋にオープンを予定している。
また、スイートラウンジでは地域にちなんだ軽食を用意。伊丹では、ANAオリジナルの「明石焼き」を2月1日から3月31日まで期間限定で提供するほか、日本で最初にベルギーワッフルを焼いたというMannekenの「チョコレートワッフル」を用意する。
福岡では、千鳥屋の「あまおうショコラどら焼き」を2月7日から3月31日までの期間限定で提供し、かさの家の「梅ヶ枝餅」を用意する、
那覇では、ふくぎやのバウムクーヘン「ガジュマル」を2月28日から3月31日まで用意するほか、BLUE SEALの「アイスクリーム」も提供する。
関連リンク
全日本空輸
隈研吾建築都市設計事務所
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