世界の航空関連情報を提供する英国のOAGは、2018年の定時運航順守率が高かった上位20空港を公表した。規模によりカテゴリー分けしたランキングで、最も大きな「メガ空港」部門では、羽田空港が首位を獲得した。
OAGは、定刻より15分以内に出発・到着したものを「定時運航」とし、各空港をランク付けした。2018年の暦年で、出発便の提供座席が250万席以上の空港を対象とし、250万から500万席を「小規模空港」、500万から1000万席を「中規模空港」、1000万から2000万席を「大規模空港」、2000万席から3000万席を「主要空港」、3000万席以上を「メガ空港」と分類した。
メガ空港部門では、羽田空港が定時運航順守率85.62%で首位。2位はハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港で82.23%、3位はシンガポールのチャンギ国際空港で80.70%、4位は80.65%のデンバー国際空港、5位は79.95%のロサンゼルス国際空港がランクインした。
主要空港部門では、モスクワのシェレメチェボ空港が87.00%で首位。2位はドーハ・ハマド国際空港で84.91%、3位には84.02%のミネアポリス・セントポール国際空港がランクインした。同部門に分類されている成田空港は、79.65%で13位だった。
大規模空港部門では、伊丹空港が88.22%で首位。2位はホノルルのダニエル・K・イノウエ国際空港で87.67%、3位には86.08%でブラジルのブラジリア国際空港がランクインした。同部門に分類されている新千歳空港は83.47%で7位、福岡空港は82.48%で9位だった。
中規模空港部門では、パナマシティのトクメン国際空港が91.11%で首位。2位はダンマーム(サウジアラビア)のキング・ファハド国際空港で87.34%、3位には85.95%でブラジル・カンピナス郊外のヴィラコッポス国際空港がランクインした。同部門に分類されている中部空港(セントレア)は、84.08%で7位だった。
小規模空港部門では、ベラルーシのミンスク第2空港が92.35%で首位。2位はサウジアラビアのアブハー地方空港で86.57%、3位には86.48%でメキシコのロス・カボス国際空港がランクインした。同部門に分類されている鹿児島空港は、83.58%で11位だった。
各カテゴリーのランキング上位5空港は下記のとおり(括弧内は定時運航順守率)。
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