デルタ航空(DAL/DL)は、ボーイング777型機の新仕様機を3月から日本を含む太平洋路線および大西洋路線に投入する。個室タイプのビジネスクラスや、1列9席を維持したエコノミークラスで差別化を図る。
新仕様機の座席は4種類で、ビジネスクラス「デルタ・ワン スイート」、プレミアムエコノミー「デルタ・プレミアムセレクト」、足もとが広いエコノミークラス「デルタ・コンフォートプラス」、エコノミークラス「メインキャビン」。全18機の777-200全機が改修対象となり、このうち777-200ERが8機、777-200LRが10機で、4機が改修済み。残り14機も年内に改修を終える。3クラス296席(ビジネス28席、プレエコ48席、エコノミー220席)で改修済みの機体は、コンフォートプラスを追加搭載する。
日本路線では、ミネアポリス-羽田線とアトランタ-成田線に現地時間3月1日から導入。日本発は翌2日からとなる。このほかに、ミネアポリス-パリ線とアトランタ-パリ線も同3月1日から、ミネアポリス-ソウル(仁川)線に4月1日から、ロサンゼルス-シドニー線に4月5日から投入する。
デルタ・ワンはエアバスA350-900型機で初導入した、スライド式ドアを設けたビジネスクラスで、個室空間を用意。全席通路アクセス可能なフルフラットシートで、個人用モニターの大きさは18インチとなる。プレミアムセレクトも、A350に続いての導入となる。
メインキャビンは、1列9席の座席配置を維持。シート幅はデルタの国際線用機材では最大の18.5インチとし、他社で導入が進む1列10席仕様のエコノミークラスと差別化を図る。コンフォートプラスは、エコノミークラスの中でも足もとを広くし、優先搭乗などの特典を設けたものとなる。
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