エアバス, 機体 — 2013年2月27日 12:55 JST

飛行テスト用A350 XWB初号機、主翼完成し屋外試験へ

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 エアバスは現地時間2月26日、飛行テスト用A350 XWB初号機(MSN1)の主翼が完成したと発表した。地上試験の次の段階に移行する。初飛行は2013年半ばの予定。

ステーション18へ移送される飛行テスト用A350 XWB初号機=2月26日 PHOTO: P.Pigeyre, em company/Airbus

 機体は最終組立ラインから屋外試験を行うステーション18へ移された。機体は主翼端のウィングレットや胴体下部のフェアリング・パネル、メインギア(主脚)扉の取り付けが完了し、機体構造としては完成している。

 初号機は最近、ラダーやエレベーター、エルロン、主翼スポイラー、主脚の出し入れなど、可動部分の安定性試験を含む一連の屋内試験を終えている。今後は燃料タンクの密閉性や機体内部の燃料給送機能、胴体の圧力試験、無線装置の試験などが行われる。

 A350 XWBファミリーは3機種で構成。長距離路線を飛行でき、航続距離は最大1万5580キロ(8500海里)。座席数は標準の3クラス仕様でA350-800が270席、A350-900が314席、A350-1000は350席となる。

主翼が完成した飛行テスト用A350 XWB初号機=2月26日 PHOTO: P.Pigeyre, em company/Airbus

主翼が完成し次の試験段階へ移行する飛行テスト用A350 XWB初号機=2月26日 PHOTO: P.Pigeyre, em company/Airbus

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