SUBARU(7270)は12月25日、開発中の陸上自衛隊新多用途ヘリコプター試作機の飛行試験を開始した。2018年度末の防衛装備庁への納入に向け、社内飛行試験を続ける。
新多用途ヘリは「UH-X」と呼ばれ、SUBARUが米ベル・ヘリコプター・テキストロンと共同開発した民間向け最新ヘリ「SUBARU BELL 412EPX」を共通プラットフォームとし、陸自向けに同社の航空宇宙カンパニー宇都宮製作所で開発している。
試作機は25日午後2時50分、SUBARUのテストパイロットの操縦により宇都宮飛行場を離陸。周辺空域で約55分の社内飛行試験を実施後、同飛行場へ着陸した。
SUBARUは11月下旬に開かれた、航空宇宙防衛分野の企業が一堂に会する展示会「国際航空宇宙展2018東京」(JA2018、主催:一般社団法人・日本航空宇宙工業会(SJAC)、東京ビッグサイト)に出展。UH-Xや412EPXの模型を展示した。
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