エアライン, 空港 — 2018年12月21日 09:45 JST

エア・ドゥ、羽田で就航20周年式典 新制服の着用開始

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 エア・ドゥ(ADO/HD)は12月20日、就航20周年を迎えた。羽田空港では記念式典が開かれ、20年前に就航した羽田-札幌(新千歳)線全便の乗客に、記念品が手渡された。

羽田空港でエア・ドゥのマスコット「ベア・ドゥ」や新制服を着用した客室乗務員、地上係員と記念撮影する乗客=18年12月20日 PHOTO: Masahiro SATO/Aviation Wire

羽田空港で開かれた就航20周年式典であいさつする谷社長=18年12月20日 PHOTO: Masahiro SATO/Aviation Wire

 就航20周年に合わせ、客室乗務員と空港の地上係員、パイロット、整備士の制服が、この日からリニューアル。4代目となる客室乗務員と、地上係員は10年ぶり、整備士は13年ぶり、運航乗務員は初のリニューアルで、「『北海道の翼』としてのオンリーワンの体現」をコンセプトとしたデザインを取り入れた。

 機内安全ビデオも、10年ぶりに更新。国内では初となるフルCGを採用し、「わかりやすさ」を追求したという。

 エア・ドゥは1996年11月14日に、「北海道国際航空」として設立。国の規制緩和に伴う「新規航空会社」として誕生した1社で、1998年12月20日に1路線目となる羽田-札幌(新千歳)線を1日3往復で開設した。愛称は「AIR DO」で、機体デザインなど、多くの場所でロゴが使われた。2012年10月1日に社名を「AIR DO」へ変更し、愛称と社名を統一した。

 就航当時の機材は、現在も在籍するボーイング767-300ER型機(登録番号JA98AD、1クラス286席)で、同社唯一の新造機。同型の2号機(登録番号JA01HD、1クラス289席)を導入する2000年7月までは、予備機がない状態だった。

 すでに退役した機材では、767-200や737-400、737-500の運航実績もあり、新規航空会社では最多機種を使用していた。

 現在の機材は、自社導入の767-300ER(1クラス286席と289席)が2機、元全日本空輸(ANA/NH)の767-300(同288機)が2機、同じく737-700(同144機)が9機の全13機で、国内線10路線58便を運航している。2019年度は767-300を2機導入予定で、しばらく15機体制を維持したのち、経年機を退役させる見通し。

 20周年記念式典に出席したエア・ドゥの谷寧久社長は、「北海道のひとつのブランドとして、北海道のみなさまへ貢献していきたい」と抱負を語った。

羽田空港のチェックインカウンターで業務に就く新制服を着用したエア・ドゥの地上係員=18年12月20日 PHOTO: Masahiro SATO/Aviation Wire

新制服を着用したエア・ドゥの地上係員=18年12月20日 PHOTO: Masahiro SATO/Aviation Wire

羽田空港で出発を待つエア・ドゥの札幌行きHD19便=18年12月20日 PHOTO: Masahiro SATO/Aviation Wire

羽田空港で札幌行きHD19便の乗客に記念品を手渡すエア・ドゥの客室乗務員=18年12月20日 PHOTO: Masahiro SATO/Aviation Wire

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