ボーイングは現地時間12月13日、787機目の787型機をリース会社のエアキャップに引き渡したと発表した。エアキャップは中国南方航空(CSN/CZ)にリースし、機体には、787機目を示す特別塗装を施した。
787は標準型の787-8、長胴型の787-9、超長胴型の787-10の3機種で構成。2011年から引き渡しを開始し、シリーズの初号機となった787-8(登録番号JA801A)は、9月25日に全日本空輸(ANA/NH)へ納入した。
787-9の初号機(ZK-NZE)は、2014年6月30日にニュージーランド航空(ANZ/NZ)へ、787-10の初号機(9V-SCA)は、今年3月14日にシンガポール航空(SIA/SQ)へ、それぞれ引き渡している。
11月末現在、3機種合計で1403機を受注。764機を引き渡している。受注の内訳は、787-8が444機、787-9が790機、787-10が169機。納入は787-8が360機、787-9が394機、787-10が10機となっている。
日本では、ANAと日本航空(JAL/JL、9201)の2社が導入している。ANAは3機種を合計で83機、JALは787-8と787-9を合わせて49機発注済み。ANAの内訳は、787-8が36機、787-9が44機、787-10が3機、JALは787-8が29機、787-9が20機となる。
ANAは787-10を除く2機種を66機、JALは2機種計で39機受領済み。ANAは787-8を完納し、787-9を30機導入している。JALは787-8を25機、787-9を14機受領している。
ANAは787-10を、2019年度から2020年度にかけて受領する見込みで、3機すべてを国内線に導入する。
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