日本航空(JAL/JL、9201)は12月11日から、聴覚障がい者向けの手話通訳サービスを導入した。コールセンターや店舗などで利用でき、従来よりも即時性のある対応が可能となった。
シュアール(東京・品川区)が提供する、遠隔手話通訳サービスを利用。JALグループのコールセンターと聴覚に障害のある利用者を、シュアールの手話オペレーターがつなぎ、同時通訳する。手話オペレーターは、コールセンターとは音声通話で、利用者とはビデオ通話「スカイプ(Skype)」で会話し、仲介する。
コールセンターのほか、東京・有楽町の店舗JALプラザと羽田空港国内線の一部カウンターでも導入する。店舗やカウンターなど、対面式のやりとりには、タブレット端末を使用する。羽田のカウンターは、2019年3月末まで試験導入する。
全日本空輸(ANA/NH)は、2016年4月から羽田空港のカウンターで、タブレット端末を使用した手話通訳サービスを導入している。
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