国管理空港で日本初の民営化を果たした仙台国際空港株式会社では、空港運用の経験者を中心に、社員を募集しています。空港や航空関連企業で働いていたベテランの方、空港や航空に興味があり、仙台国際空港会社の新しい世代を担いたい方、地元・宮城県で働きたい方も、ぜひご応募ください。
今回、主に募集する職種は、滑走路などの安全管理やスポット(駐機場)の運用調整といった「飛行場運用にかかる職種」と、消火救難をはじめ安全対策を中心とする「保安業務にかかる職種」です。
民営化に伴い、仙台空港ではスポットの運用調整なども、仙台国際空港会社の社員が担当しています。
空港運用部飛行場運用グループの小島(おじま)俊晴さんもその一人で、民営化前の仙台空港ビル時代から約9年間勤務していますが、入社時からこの仕事をしていた訳ではありませんでした。
地元在住で、飛行機も好きな小島さんは、どのような経緯で今の職種に就いたのでしょうか。
「飛行機、好きだよね?」
私は元々、建築系コンサルタント会社で道路や公園の設計を手掛けていました。しかし、飛行機が好きだったことから、地元の仙台空港で働きたいと考え、民営化前にターミナルビルを運営していた仙台空港ビルに転職しました。
入社時の仕事はターミナルビルの施設管理で、飛行機の運用にかかわるものではありませんでした。募集要項通りの仕事だったのですが、私が空港で本当にやってみたかったのは、まさに現在担当しているスポット運用など、飛行機にかかわる仕事でした。
転機は2016年7月の空港民営化です。新たに空港を運営する会社として、仙台国際空港会社が発足するにあたり、空港運用の職場に仙台空港ビル出身の社員も配属されることになり、私が選ばれました。飛行機の写真を撮ったり、エアバンド好きであることは、当時の経営陣にも知られており、「飛行機、好きだよね?」と声を掛けられ、今の職場への配属が決まったのでした。
こうして私は運良く入社前から夢に見ていた、飛行機にかかわる職場へ異動できました。その後は国の運航情報官による研修を受け、基礎から学びました。一緒に研修を受けた人の中には、航空法など最初のうちはさっぱりわからず、苦労していた人もいましたが、私は今まで感じていた謎が解けていったので、楽しく過ごせました。
民営化初日の2016年7月1日の朝は、まずはスタートが切れたとひと安心でした。運用の仕事に就いたことで、普通は入れない滑走路へ行く仕事もあり、飛行機を毎日見て暮らしています。
ちょうど良い規模の空港
仙台空港は、ちょうど良い規模の空港だと感じています。羽田のように仕事量が膨大にあるわけではないですが、かといって小規模な空港よりも仕事があります。そして、私のように異業種からの転職でも、これまでの経験が役立つものです。
例えばスポット運用では、過去に就航したことがない飛行機が乗り入れる場合、旋回範囲を計算しなければなりません。私は設計をやっていたので、その時の経験が役立ちますし、同僚もそれぞれいろいろな職種を経験してきた人の集まりなので、いろいろな技術や知識が役立っています。
空港未経験の方には、「空港や航空と異なる仕事をしていたから、仙台国際空港会社には入社できないのではないか」と身構えず、自分の経験が意外と役に立つと考えていただきたいです。
仙台国際空港会社には業務の教育プログラムがあり、入社後に学ぶこともできます。興味がある方は、まずはエントリーしてみてはいかがでしょうか。
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仙台国際空港は、2019年7月に民営化3周年を迎えます。人材育成にも力を入れ、外部研修への参加や自己啓発支援制度など、あなたのやる気をサポート。民営化後も新しい仲間が加わっています。
東北の空を、世界の空へ。新たな発想でチャレンジする、地元の空港運営会社を一緒に創っていきませんか。
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