エア・ドゥ(ADO/HD)は10月23日、新制服を札幌市内でお披露目した。就航20周年を迎える12月20日から着用を開始する。
制服をリニューアルするのは、客室乗務員と空港の地上係員(グランドスタッフ)、運航乗務員(パイロット)、整備士の4職種。4代目となる客室乗務員と、地上係員は10年ぶり、整備士は13年ぶり、運航乗務員は初のリニューアルで、「『北海道の翼』としてのオンリーワンの体現」をコンセプトとしたデザインを取り入れた。
エア・ドゥによると、いずれも着心地や動きやすさ、使いやすさを重視し、各職種の社員から得た意見をフィードバックした。耐久性や軽さなどに考慮して機能素材を採用し、運航乗務員や整備士からは「軽くなった」「動きやすくなった」という声が聞かれた。
乗客と接する機会の多い客室乗務員と地上係員は、北海道らしさやエア・ドゥのスタッフであることがわかるものにしたという。セミフォーマルなスタイルの中に、北海道の自然や躍動感を表現。同社のロゴと北海道をデザインしたオリジナルのボタンと、シンボルカラーを一部に採用し、袖にロゴをあしらった。
エア・ドゥの谷寧久社長は、「新制服では、運航の安全と北海道へのこだわりを体現した。これまでは北海道というブランドに頼り、北海道のみなさんに応援していただいた。これからも北海道とともに発展していきたい」と、抱負を述べた。
また、新制服導入には採用力を強化する狙いもある。谷社長はAviation Wireの取材に対し、「客室乗務員と地上係員は正社員化による効果があったが、新制服でより多くの方に来ていただければ」と期待を寄せた。
エア・ドゥは1996年11月14日、「北海道国際航空」として札幌市内に設立。国の規制緩和に伴う「新規航空会社」として誕生した1社で、1998年12月20日に羽田-札幌線を1日3往復で運航を始めた。当時の機材はボーイング767-300ER型機(登録番号JA98AD、1クラス286席)だった。
現在の社名「AIR DO」には、2012年10月1日に変更。愛称と社名を統一した。
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エア・ドゥ
写真特集・エア・ドゥ新制服
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