ブリティッシュ・エアウェイズ(BAW)は上空でも風味を保つ新ブレンドの紅茶のサービスを2月から全クラスで開始した。
BAWでは高度3万5000フィートでは紅茶の風味が約30%損なわれるとの調査結果をもとに、英トワイニング社に地上と同様の風味を保てるティーバッグの開発を依頼した。
新しいブレンドティーのテイスティングは地上と上空で行われ、19人の利用客のほか、客室乗務員やトワイニングのシニア・ティー・バイヤーであるマイク・ライト氏を含む専門家が審査員として参加した。
ライト氏によると「機内に持ち込まれた水は、紅茶を淹れるのに理想的な温度である100℃ではなく、89℃で沸騰する。また、低い気圧と湿度が人間の味蕾(みらい)の機能を狂わせ、乗客は味が変わったように感じてしまう」という。
新ブレンドの紅茶はストレートティーとミルクティーどちらでもおいしいと感じることを重要視して開発された。ティーバッグも客室乗務員がポットからすぐに乗客へ提供できるよう、大型ポットに対応したデザインが採用されている。
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