ボーイングは現地時間8月28日、ヴァージン・オーストラリア(VOZ/VA)が737型機では胴体長が最長となる「737 MAX 10」を導入すると発表した。発注済みの10機の737 MAX 8を、737 MAX 10に機種変更する。
ヴァージン・オーストラリアは737 MAXを40機発注済み。737 MAX 10は、2022年の導入を予定する。
737 MAXは737の発展型で、CFMインターナショナルの新型エンジン「LEAP-1B」を採用。翼端には新型ウイングレット「アドバンスト・テクノロジー・ウイングレット」を備え、客室内装はLED照明や大型の手荷物収納棚など、787と同等のものを取り入れた「ボーイング・スカイ・インテリア」を採用する。
1クラス230席の737 MAX 10は、2017年6月に開かれたパリ航空ショーでローンチした。ベースとなる737 MAX 9(同220席)の胴体を66インチ(約1.7メートル)延長して、定員増加によりドアを追加し、翼や圧力隔壁なども改良。2020年の引き渡し開始を目指す。
関連リンク
Virgin Australia
Boeing
ボーイング・ジャパン
・ボーイング、737 MAX 10の仕様決定 胴体最長、20年納入開始(18年2月7日)
・ボーイング、737 MAX 10ローンチ ライオンエアなど発注へ(17年6月20日)
・ヴァージンオーストラリア、737 MAXを23機発注(12年7月9日)